テレワークによる労働時間の問題点と対策

コロナ禍によってテレワークが推奨されるようになり、労働時間の問題点が深刻になってきました。
ただしテレワークになっても、残業時間は増えているのが現状です。
長時間労働や過重労働は、健康を損う危険性があります。
月に80時間を超える残業は過労死のリスクがあり、過重労働のラインとなっています。
確かにパソコンだけで出社せず仕事ができるのはメリットですが、家で仕事を行うことで、過重労働が加速し隠れ長時間労働が増えています。
在宅での仕事は仕事をしている感覚が薄れてしまい、どこからが残業かが曖昧になり、結果何時間も仕事を続けてしまいます。
コミュニケーションも電話やメールやチャットになり、円滑にコミュニケーションがとれず、業務効率が下がってしまう可能性があります。

また、日本人は遠慮がちで、残業を報告しないケースも多々あります。
こうした過重労働はうつ病や過労死のリスクを高め、食事や睡眠時間も不安定になり、体調不良を引き起こします。
また、家族との時間が過ごせず、心が不安定になる可能性もあります。
そうなると生産性が低下し、企業にも悪影響が出るでしょう。

これらを解消するために、勤務時間は原則所定の労働時間にして勤怠管理システムを導入し、個々の正しい勤怠を把握することが大事です。
また、業務時間外のメールや電話等を止めることも、過重労働を減らすことに繋がります。
深夜や休日は、社内システム頭に、アクセスできないようにすることも効果があります。
テレワークは、時間外・休日・深夜は原則禁止にしましょう。
残業をしなくてはいけない場合は、上司の許可制など工夫することも大切です。